弁護士(法律事務所)や司法書士等の士業のお客様からよくいただく質問には「広告は出した方が良いの?」というものがあります。
私の答えはズバリ「予算が少しでも許すのであれば出した方が良い」です。
ネット上の広告には様々な広告が存在しますが,なかでもリスティング広告(PPC広告)はとてもおすすめです。
おすすめな理由は挙げだしたらキリがありませんが,以下の10個は特筆したいです。
↓↓↓ 今回の前編 ↓↓↓
① 1日単位で予算を決めることができる
② 気軽に始めることができる
③ 気軽に改善ができる
④ ”お金”で上位を買うことができる
⑤ 受任しやすいキーワードを集めることができる
↓↓↓ 後編に続く ↓↓↓
⑥ 特定の期間だけ集中的かつキャンペーン的に広告を出せる(B型肝炎訴訟ようなケース)
⑦ テストマーケティングがしやすい
⑧ 広告を出すエリアをある程度決めることができる
⑨ 資金力が付いてくると有利に運用することができる
⑩ 運用していて楽しい ←これもポイントです(笑)
このページの目次
一つひとつ簡単に説明していきたいと思いますが,10個を説明すると長くなるので2回に分けたいと思います。
① 1日単位で予算を決めることができる
これは意外と重要だと思います。1ヶ月単位でも数ヶ月単位でもなく,「1日単位」で広告予算を決めることができます。
弁護士や司法書士の方もホームページを作成したら閲覧者(アクセス)をすぐにでも増やしたくなりますよね。
アクセスを増やすためには流入経路を検討して確保する必要がありますが,多くの方が一度は営業をされたことがあるであろう「ポータルサイト」への掲載を視野に入れた方,あるいは利用していた方も多いのではないでしょうか?
ポータルサイトの是非は別の機会に書きたいと思いますが,ポータルサイトのような広告媒体の場合は月単位や3ヶ月単位というものが多いです。
この点,リスティング広告は1日から広告を出せますので,この柔軟性はとても素晴らしいと思います。
例えば,業務が忙しいときは一時的に広告を止めたいときもあるでしょうし,集客が出来るか試しに広告を出したいときもあると思います。
この柔軟さは他の広告媒体ではなかなかないと断言できます。
② 気軽に始めることができる
広告の設定や運用には知識や経験が絶対に必要になりますが,弁護士や司法書士のお客様のホームページを制作した後に,広告に関する質問を受けることがよくあり,中には”自分で運用したい”という方がいらっしゃいます。この積極的な姿勢はとても素晴らしいことだと思いますので応援したくなり設定方法などを案内しています。
そして,実際に申し込みや設定を行った後にお話をすると,「思ったよりも気軽に始められてちゃんとできているか不安」と言われる方もいらっしゃるほどです。
設定を私のほうで確認するとおすすめしない設定内容だったりするものの,正常に申込と広告の開始設定はできていることがほとんどです。それほど簡単に始められるのです。
もっとも,本気で適切に運用しようとすると,専門用語が多く,仕組みもイマイチわからないという方も多く,運用までお任せいただくケースも非常に多いです。
少しでも自信がなかったら専門家である私どものような業者に相談や依頼をすべきだと思います。
法律で困っている方が,自力でなんとかしようとして悪化するケースがあると思いますが,それと同じですね。
リスティングは下手するとお金と時間と労力を失います。
③ 気軽に改善ができる
検索エンジンの検索経由でアクセスを稼ごうとすると,SEO経由とリスティング広告経由が2大流入経路です。
SEOもリスティングもキーワードの設定を行う必要がありますが,リスティングはSEOとは異なり即効性があります。
例えば,面接交渉というキーワードでリスティング広告を出していると仮定します。
しかし面接交渉という用語は2010年に面会交流に改められましたね。
こんなときは,新しい呼び名の用語である”面会交流”で広告を出したくなる方もいらっしゃるでしょう。
このように,広告を出すキーワードが変わった場合やもっともっと集客できるキーワードを見つけた場合などは設定するキーワードを変えなくてはなりません。
(上記のような例は本来は両方出す方が良いです。あくまでも例です。)
しかし,SEOでは一度上位に表示されたキーワードを変更しようとすると,最低でも数ヶ月単位の時間を要します。
(早いときは早いですが遅いときは数ヶ月はかかってしまいます)
そうすると,機会の損失が大きくなってしまいますよね。
こういう”変更”や”改善”の容易さや反映される早さはとても重要ですね。
④ お金で上位を買うことができる
リスティング広告は少なくとも現時点では入札形式です。
そのため,リスティング広告枠の中の順位は広告費で決まる可能性が高いです。
(厳密にはちょっと違いますが,広告費という要素が順位の決定に与える影響は大きいです)
すぐに結果を出したり,どうしても競合事務所に負けたくないときはリスティング広告では広告費を沢山かけることで”お金”で解決することもできるのです。
※実際には費用を沢山かけずに上位に表示されやすくする方法など,運用面で重要なことがありますので,あくまでも参考程度にしてくださいね。
⑤ 受任しやすいキーワードを集めることができる
今日までの間,GoogleやYahoo!などの大手ポータル,検索エンジンは多くの仕様を変更してきました。
なかでも今年の春に実施された,AOSSL(常時SSL)はホームページを運用する多くの人に影響を与えました。
特に影響したことはアクセス解析などで訪問元や検索キーワードの特定がしにくくなりました。
自サイトを常時SSLにすれば訪問元のリファラ情報は取得できるものの,検索キーワードの多くは今まで以上に把握することが困難になりました。(現時点では検索キーワードのほとんどが分析できなくなりました。※高精度で推測することはできます)
他方,リスティング広告の場合は,SSLの有無に関係なく,広告管理画面からどのキーワードが何回クリックされたかなどを正確に知ることができますので,”○○○”はコンバージョン率が高いな,ということも今まで通り知る事ができ,改善に役立てたり予算配分を変えたりすることができ,さらにはSEOで優先すべきキーワードも精度の高い情報をもとに実行していくことが可能になるのです。
これはホームページを集客ツールとしてとらえた場合,とても重要なことであり大きなメリットですね。
いかがでしたか?なんとなくリスティングのメリットを感じていただけましたか?
次回は後編の⑥〜⑩を書きたいと思います。