弁護士・法律事務所のホームページや司法書士事務所のホームページを制作し公開したあと,しばらくするとアクセスが増え始めます。
アクセスが増えているのにもかかわらず,問い合わせにつながらない場合や問い合わせがあっても受任につながらない場合は改善が必要になってきます。
具体的には以下の様な流れで改善をしていくことになります。
●問い合わせがない場合(アクセスの質が原因の場合)
ホームページを公開した直後やSEOの効果が現れていないような段階はやむを得ませんが,法律事務所・弁護士のホームページや司法書士事務所のホームページでアクセスが多いのにも関わらず,問い合わせがない場合があります。
問い合わせがないという現象を少し掘り下げると下記のような原因が考えられます。
例えば,単に法律用語を調べているだけ,競合の法律事務所や司法書士事務所がホームページを調査しにきているようなアクセスが多い,ニーズの低い人からのアクセスが多いなど,アクセスの質自体が低い場合です。ページ数が増えれば増えるほど,ある程度はやむを得ませんので,質の高いキーワードでアクセスを増やすように努めていくのが重要です。
ホームページを制作してから長い期間,運営していれば,質の高いキーワードが把握できますが,ホームページを制作した直後は把握するのが難しいです。
少しでも短い期間で質の高いキーワードを把握したい場合は,リスティング広告を利用し,実際に問い合わせ(コンバージョン(CVともいいます))があったキーワードを把握し,それらのキーワードでSEOを行なうことで時間を短縮できます。
●問い合わせがない場合(コンテンツが原因の場合)
弁護士や司法書士に依頼するつもりでホームページを検索するほどニーズの高いアクセスが多いのにもかかわらず,問い合わせをしてもえないような場合,ホームページの内容自体に問題がある場合があります。
過去にあった事例では,
・事務所に魅力を感じているが交通の便が悪い
・料金が高く感じる
・料金が解りにくく不安
・営業時間内に相談を受けられない
・どんな対応をされるかが不安
・弁護士や司法書士の得意分野がわからない
・子連れの相談がしにくい(近くに託児所がない等)
などです。
上記のような場合は,ホームページのコンテンツを改善する必要が出てきます。
私どもはお客様のホームページを解析し,離脱率や直帰率が高いと判断した場合は改善をご提案させて頂いています。
一見すると,交通の便が悪い,子連れの相談がしにくいなどは,ホームページを改善するような問題ではないように思いますが,これらも改善する方法は沢山あります。
本当は最初から改善の必要がないホームページを制作するのが理想ですが,地域性や時流の変化など,どうしても制作時には予見できないことがあります。
過去の事例をあてはめたりすることで改善箇所を減少させるよう最大限努めますが,改善しなくてはいけなくなったときに,迅速かつ柔軟に対応できるよう,ホームページ制作の段階で様々な工夫をしています。
次回は,問い合わせがあるのにも関わらず受任に至らない場合の改善を書きたいと思います。