ホームページ制作やSEO対策を考えている弁護士(法律事務所),司法書士の方からのお問い合せで最近多いのが,簡易なホームページで集客はできないのか。というものです。
このようなお問い合せは弁護士(法律事務所),司法書士の方によって定義が異なるため”簡易なホームページ”とはどんなホームページなのかをお尋ねしています。
そうすると,以下の様な回答をいただくケースが多いです。
・住所や電話番号など,タウンページに記載してあるような情報のみを記載したホームページ
・上記に加えて,よく名刺の裏面に記載してあるような業務案内程度
・安価なホームページ制作
などです。
結論から申し上げると,いわゆるゼロワン地域や司法過疎地と呼ばれるような地域では稀に集客ができることもあるでしょう。
しかし,他にも競合の事務所がある場合は,余程の特色がない限り集客は極めて難しくなるといってよいでしょう。
(広告の出し方によっては無理ではありませんが,コストがかかりすぎてしまい現実的ではありません。この点については別の機会に書きたいと思います)
なぜならば,上記の様な定義の簡易なホームページでは,多くの人が検索しているキーワードがホームページに入る事はあり得ず,そもそもアクセスが極めて少ないホームページになるためです。
もちろん,事務所名や弁護士名などの固有名詞で沢山の検索がされるほど有名になれば話は別ですが,そういった方はホームページの活用方法が異なります。
(通常はブランディングよりもまずはポジショニングを行なう必要がありますが,有名な方であれば,さらにブランド力を高めるブランディングにも力を入れていくべきです。これについても別の機会に書きたいと思います)
アクセスが少ないホームページ=来客者数の少ない店舗
と同義だと考えて頂いて差し支えはありません。
上記のように店舗で例えると,マーケティングに詳しくない方でも”販売の機会が少ない”ということくらいはご理解頂けるのではないでしょうか。
そうすると,アクセス数の重要性がお分かり頂けると思います。
アクセスを増やすためには法律事務所等のホームページを制作した後にSEO対策を行なう必要があり,同時にSEO対策を行なうキーワードを増やす必要もあります。
そうすると,弁護士,法律事務所,司法書士事務所のホームページ制作において,事務所案内程度のホームページではSEO対策を行なうべきキーワードをホームページに含めながら制作することができず,そもそもSEO対策自体が行えないためです。
例えば,相続というキーワードでSEO対策を行なおうとすると,相続に関連するキーワードをホームページに含める必要があります。
もっと掘り下げると,”相続”というカテゴリの中でも特に沢山の人が検索しているキーワードをホームページ制作のときに記事のなかに含めるべきです。
この点,私どもが弁護士,法律事務所,司法書士等のホームページ制作を行なうときは”検索者数が多いキーワードでのSEO対策”を前提にすすめていきます。
既にご開業されている士業の方も今後ご開業される方も,お電話やメールでお気軽にご相談頂ければ今後の参考になると思います。
近いうちに「弁護士や法律事務所,司法書士事務所がホームページでの集客で必要なのは文章?それともアクセス?それとも広告費?」というところに焦点をあてたコラムを書きたいと思います。