Googleが今月21日に検索エンジンのアルゴリズムのアップデートをすることを発表しました。
内容はスマートフォン用ホームページを持っているサイトの検索順位を優遇するというものです。
(実際は様々な情報がありますが概ね上記のような趣旨です)
私どもでは今までスマホサイトを嫌う傾向のあるユーザー層をターゲットとすることが多かったため一部の例外を除き「スマートフォンサイトはおすすめできない」という立場を一貫してきました。
おすすめしなかった理由としましては,
・直帰率,離脱率が高くなる
・滞在時間が短くなる傾向にある
・閲覧してもらうことができるページ数に限界がある
という理由からコンバージョンの低下を招くためです。
しかし,今回の発表をうけて私どもとしましては非常に苦慮しており様々なデータを検証,分析しております。
具体的には,直帰率や離脱率の低下を優先して順位を犠牲にするか,もしくは,順位を優先して離脱率や直帰率の低下に重点を置くかは非常に悩ましいテーマで地域性,ターゲット,扱う業務などによって一律に「スマホサイトを導入しましょう」とは言えない状況です。
Googleの発表通り順位が低下することになってもそれが軽微である場合には現状維持で良いと思いますが,大きく順位が低下するような場合はスマホサイトを導入した方がよい可能性もあります。
新規のお客様はもちろんですが既存のお客様に対しても,必要に応じてスマホサイトをご提案していければと考えています。
なお,私どものスマホサイトはスマホ変換システムを複数ご用意しており,無料で利用できる簡易なものから本格的なものまでご用意がありお客様の負担を低減する仕組みが出来ています。
個人的に思うのですが,今回のアップデートの発表内容は少し乱暴な気がします。
なぜなら,業種や性別などの全ての属性でスマホサイトが受け入れられるとは到底思えず,実際にアンケートをとってみてもスマホサイトを嫌っている層が確かに存在するのです。しかも,その層は決して少ないとはいえず,むしろ多いのです。
特に士業全般(弁護士,法律事務所,司法書士,行政書士,社会保険労務士,弁理士,税理士,不動産鑑定士)のお客様のホームページを閲覧するユーザー層は非常に顕著です。
ユーザーの事を考え,必要な情報を届けるために出来ることをしているだけなのに,スマホに最適化されていないという理由で一律に順位を落とすというのはあまりにも乱暴だと言わざるをえません。
スマホはもちろんガラケーなどで表示することができないFLASHなどの比較的古い技術を用いていて,かつ,正常にページが表示できないようなサイトであれば,順位を落としても良いとは思いますが,パソコン用サイトをスマホで見たいというユーザーが一定数いることを理解してほしいものです。
とはいえ,今回のような発表がされた以上,時流に応じた適切な対応をしていきたいと思います
スマホサイトの導入をご検討中の方はお気軽にご相談ください。
相談は無料です。
2017年11月7日 追記:
弁護士、法律事務所、司法書士事務所、行政書士事務所など、ひとことで士業といっても取り扱う業務は多種多様です。
特定の業務分野を除いてはスマートフォンサイトを導入することに積極的な立場をとっております。