弁護士,法律事務所,司法書士事務所,行政書士事務所など士業の方がインターネットを活用した集客を行っているケースが多いことは皆様もご存知の通りです。
これら士業の方がインターネットで集客をするツールとして代表的なものには「ホームページ」や「ポータルサイト」などがあります。
ホームページで弁護士,法律事務所,司法書士等の士業の方が集客する場合,SEOやリスティング広告などでホームページへの流入動線を確保する必要があり,積極的にホームページからの集客を行っている事務所は,SEOもリスティングも両方行っているケースも多いことと思います。
実際に,弁護士や法律事務所のホームページにおいて安定して集客をする場合はどちらも必要不可欠で私どももおすすめしています。
おすすめする理由は下記の記事に書きましたのでご覧下さい。
【弁護士・法律事務所・司法書士等の士業ホームページでリスティング】
- 法律事務所等の士業HPで最小限の予算で一定の集客をするキホン
- 士業HPを適正な予算でリスティング広告を出すたった4個のポイント
- 弁護士や法律事務所等の士業HPでリスティング広告がおすすめな10個の理由-後編
- 弁護士や法律事務所等の士業HPでリスティング広告がおすすめな10個の理由-前編
一見すると万能に見える広告ですが,限界はあります。
今回はその限界について触れてみたいと思います。
弁護士や司法書士等のホームページのSEOやリスティングの限界
・商圏特有の限界
商圏と言っても大きい商圏から小さな商圏まで色々ありますし,商圏の特徴も様々です。
例えば,自動車の保有率が高い,高齢者が多い,女性が多い,公共交通機関がバスしかないなど特徴を挙げればキリがありません。
そんな特徴の中でも重要なのは,”ネットで検索する層”がどれくらい存在するかというのは非常に重要です。
例えば,商圏内で月間100回の検索回数のキーワードと10,000回のキーワードがあるとしたら後者に力を入れた方がアクセスが増やしやすいのは誰が考えても解ると思います。
ただ,裏を返せば,10,000以上のアクセスは確保できないということなのです。
しかも,実際にはクリック率(CTRといいます)が100%ということはまずあり得ませんから,10,000以下のアクセスになります。
そんな状況を踏まえると,様々なキーワードでSEOを行ったりリスティングを出す必要があることが解りますよね。
全国的にみると,同じキーワードでも検索回数が少ない地域というのも確かに存在しますのでこれからホームページの制作を考えられている弁護士や司法書士等の方はお気軽にご相談ください。
慎重に考えて集客をする業務を絞ったあとに,実は検索している人がいなかった,となると時間が無駄になってしまいます。是非一緒に考えましょう!
・男女別の限界
上記の商圏特有の問題とも似ているのですが,男性もしくは女性の一方の検索が明らかに少ない,というケースがあります。
例えば,女性をターゲットにした男女問題を扱おうとしているのに,男性の方が多く,思ったよりも女性からのアクセスを確保できないということも現実的に起こりうるのです。
男女別に広告を出したいときはSEOでも検索キーワードである程度絞り込むことができますし,リスティング広告でも絞り込むことができますが,検索回数が少なければ別の方法を検討する必要があります。
・ネットを利用しない層
これは一番イメージしやすいかと思いますが,普段インターネットで検索しない層というのも確実に存在します。
当コラムをご覧いただいている方はインターネットを利用する層だと思いますが,ご友人,ご家族,ご親戚などにインターネットやインターネットの検索を利用しない方はいらっっしゃいませんか?
意外と普段インターネットで検索を利用しない層が多く存在します。
ただ,全く検索しないわけではなく,なにかきっかけ(トリガー)があれば,検索する層もあります。
例えば,テレビで放送してたから,”もっと詳しく知りたい”と思い検索するような層です。
懲戒処分をうけた大手A法律事務所などのTVCMなどはまさにホームページに誘導する仕組みがありましたね。
このような,ネットを利用しない層にトリガーを与えることは重要ですが,そもそも普段検索しないわけですからSEOやリスティングではアクセスしてくれることを期待できません。
これらの層にはオフラインで”トリガー”を与える必要があります。
弁護士,法律事務所,司法書士等のホームページのSEOやリスティングの限界の改善策
上記の様な限界がありますが,解決する方法は沢山あります。
TVCM,ラジオCM,つり革広告,ステッカー広告,法務局や郵便局に置かれている封筒の広告,雑誌などなど。
上記の広告はどれも高額な広告費がかかってしまいます。
でも安価に済ませる方法があるのです。
それはまた別の機会に書いてみたいと思います。