前回の記事では,弁護士や司法書士のホームページのユーザー心理のうち「行動を起こさせる」ことについて触れました。
今回は,ユーザー心理のうち,ご質問をいただくことが増加傾向にある「社会的証明」について書きたいと思います。
社会的証明とは,ざっくりと一言で説明すると「人は他人の行動と同じ行動を取る傾向があるので,沢山の人に利用されていることを証明する」というものです。
(詳細に説明すると長くなるので今回は要点のみを書きたいと思います)
弁護士や司法書士等の士業のホームページにおいて,一番解りやすいものは「社会的証明」は「お客様の声」です。
お客様の声が多い = 沢山の人に利用されているのでは?
という気持ちにさせるための心理戦術の一つです。
それでは弁護士や司法書士の士業のホームページにおいて「お客様の声」がどの程度有効なのかと弊害を書いてみたいと思います。
このページの目次
●お客様の声について
お客様の声についてですが,面白い情報があります。
それはお客様の声を公開しても「あまり内容まで読まれていない」ということです(笑)
意外ですよね?私も最初に検証したときは意外で何度も何度も色々な角度から検証しました。
そして,お客様にご協力を頂いて,ホームページから受任に至った人に”お客様の声”を見ていただいたかを確認して頂いたところ,ほとんどの方が「お客様の声」の存在は知っているのに,内容を全くと言って良いほど呼んでいないのです。
ただ,”お客様の声が沢山あった”ことは知っていて,「沢山あったから良い事務所だと思った」と話す人がとても多かったそうです。
これはとても面白い情報だと思うのは私だけでしょうか。
「お客様の声の内容」よりも「お客様の声の数」を見ているのです。
もし,今後お客様の声を掲載する予定がある方はある程度数を一気に公開することをおすすめしたいと思います。
次回の記事では,「お客様の声の内容を読んでもらいたい」ときの対処方法について書いてみたいと思います。
●お客様の声を掲載する際の注意点
これは実際にありがちなことなのですが,下記の点に注意する必要があります。
~クライアント様の実名を公開しないように細心の注意をはらう~
です。
そんなことか?と思った方もいらっしゃると思いますが,誤って公開してしまったというトラブルは過去に数件発生しています。
”誤って公開しない”ようにするためにアドバイスや操作方法をご案内しますので,お客様の声をアップしたいとお考えの方はお気軽にご相談ください。