前回の記事で,やってはいけないSEOをブラックハットSEOと呼ばれていることを書きました。
今回は弁護士や司法書士等の士業のホームページ作成のときにやってはいけないSEOの具体例を書きたいと思います。
※今回は内部的なことをに絞って紹介したいと思います。
●やってはいけないSEOの一例
1,隠しリンク
背景が白のホームページに白の文字で重点を置きたいキーワードを羅列する手法です。
白の背景に白の文字なので目には見えませんが,反転させることで文字が見えるようになります。
このようなホームページはすぐにペナルティを受けるようになりましたので絶対にやるべきではありませんし,白背景に白に近い,識別しにくい文字も避けるべきです。
(実際に大手の会社が以前ペナルティを受けたことで話題になった手法ですね)
2,ワードサラダ
ワードサラダ?と思われた方も多いと思います。
ワードサラダとは,特定のキーワードが入る文章を自動で生成したテキストのことを言います。
検索エンジンの精度があがるにつれて,このような”自動生成された文章”は高い確率でホームページが評価されなくなります。
3,コピーコンテンツ
そのままですが,コピーしたコンテンツです。
4,ドアウェイ(類似用語としてクローキングがあります)
検索エンジンにホームページ内にはないコンテンツを認識させたりする手法です。ガイドラインにも反するので一発アウトです。
ただ,実際は,検索エンジンの脆弱性ともいえる点が存在し,2016年10月14日現在では,検索エンジンがこの盲点を認識していませんので普段から検証している業者であれば実行が出来てしまいます。しかし,Googleなどの検索エンジンは日々変化しているためいつかこのような手法は通用しなくなるので絶対にやめましょう。
5,アンカーテキストペナルティ
これは,未だに実行している人が多いことに驚きます。
昔から,この手法は危ないと言われていました。
具体的には,サイト内にある特定のキーワードにリンクを入れる方法です。
例えば,”相続・遺言”というキーワードにリンクをいれまくるという方法です。確かに,なぜか一時的には効果があるのですが,1ヶ月ほどするとあっという間に順位が落ちてしまいます。
などがやめておいたほうが良いブラックハットSEOの代表的なものです。
ちなみに,これらの手法は検証用のホームページで全部試しました(笑)
特に3番のワードサラダは検証の思い出がある手法の一つです。機会があれば書いてみたいと思います。
長くなってしまいましたが,法律事務所のホームページ制作,司法書士事務所のホームページ制作をせっかく行なうわけですからリスクのあるSEOを行なうよりも王道のSEOで長期間上位に表示させ,沢山の人にホームページを見てもらい,沢山の依頼者を確保して社会貢献するほうが良いと思います。
とはいえ,仕事柄,リスクがあると言われても,2ヶ月に一回くらいはリスクのあるSEOも試したくなるのでこれからも検証はしていきたいと思います(笑)