前回の記事に続き今回は｢④ 広告費を有効に使うために，ランディングページ(LP)や特化型サイト導入する法律事務所 弁護士・司法書士等の士業事務所が増加する可能性が高い ｣ということについて書きたいと思います。
日々，弁護士や法律事務所のホームページ制作，リスティング広告等のマーケティングに携わっていると，リスティング広告に限らずどんな種類の広告でも，広告費に対して十分な成果が出ているうちは”広告費を有効に使おう”と考える方は意外と少ないように感じています。
今回のリスティング広告の仕様変更によって，今まで以上に広告費が割高になる可能性があることは前回の記事でお伝えしたとおりですが，今後の流れとしてもう一つ考えられることがあります。
それはタイトルでも触れていますが，｢ランディングページ(いわゆるLP)｣や｢業務特化型サイト｣に力を入れる事務所が増える可能性が非常に高いということです。
それでは，なぜ，弁護士や法律事務所の方がホームページ以外にもランディングページや特化型サイトを作るのでしょうか。
特化型サイトはリスティング以外のSEOやユーザー心理の視点でも非常に有利ですが，今回はリスティング広告の視点においてのメリットや特徴をお伝えしたいと思います。
業務特化型サイト(テーマサイトとも呼ばれています)のメリットと特徴
特化型サイトとは，交通事故や相続などのある特定の分野に絞って公開しているホームページのことを言います。
弁護士，法律事務所，司法書士等の士業の方は一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
リスティング広告の視点で見ると，｢制作方法にもよりますが，広告品質を上げやすいため広告費が安くなるだけでなく表示回数を増やせる｣というのが一番の特徴です。
このメリット，特徴に着目すると，今後多くの事務所が特化型ホームページの立ち上げをおこなっても不思議ではありません。
また，リスティングのみでも上記のような特徴がありますが，SEO上，ユーザ心理の視点などでも非常に多くのメリットがあります。
他方，デメリットとしましては，集客しやすい業務の選定が一般の方には難しいこと，業務を選定しても，SEOやリスティングなどで力を入れるべきキーワードを選定することができないことなどがあります。
余談ですが，最近は特化型サイトでもさらに細分化されたテーマでホームページを制作する弁護士や法律事務所，司法書士の方が増加傾向にあります。
例えば，交通事故であれば，死亡事故専門，後遺障害専門等，男女問題であれば，離婚専門，慰謝料請求専門，親権獲得専門等，債務整理であれば，自己破産専門，個人再生専門などです。
このように細分化すればするほど広告品質を上げることができる傾向にあります。
もちろんサイトが増えれば増えるほどコストはかかりますが，中期・長期の視点で見ると十分な費用対効果が期待できます。
ランディングページのメリットと特徴
ランディングページとは，広告に特化させ，ユーザーの興味を最大限に引き起こし，問い合わせしてもらうことに特化したホームページです。
一見すると素晴らしく万能のようにも思えますが，以下の様な弱点があります。
・ランディングページはページ数が１ページから数ページ程度なので，SEOができる程度のキーワードを入れることができず，SEOはできないと考えた方が良い。
・”興味を引き起こす”ためのコンテンツを選定するためには情報が必要不可欠。ランディングページのみの運用では十分な情報が集まらないことが多い。
あくまでもランディングページはサブ的な位置づけで総合サイトや特化型サイトで”興味を引き起こせたコンテンツ”の情報を収集する必要がある。
(ちなみに私どもは弁護士，法律事務所，司法書士，税理士，行政書士，社会保険労務士等の士業のホームページで500サイト以上の制作実績があり，
運用まで関与しているため非常に膨大な情報があります。)
上記の点を理解した上で，十分に情報を収集し，ユーザーの興味を引き起こすことができるランディングページは，広告費の損失を最小限に抑えることが出来ます。
なお，私どもが作成したランディングページは”ある仕掛け”をしており，総合サイトや特化型サイトと併用することで非常に効果的な運用が可能になります。
ご興味がある方は是非ご相談下さい。
