士業の種類や業種を問わずホームページを公開するとき絶対に必要になるものがいくつかあります。
それらについて書いてみたいと思います。
このページの目次
絶対に必要なもの1 ホームページのデータ
ホームページを公開する際は、当然にホームページのデータが必要になります。
ホームページ制作業者はこのホームページのデータを作成します。
しかしホームページのデータにはいくつか種類があります。
HTMLや画像のみで制作したデータ
少し前に普及したホームページの形式で今でも沢山このタイプのホームページが公開されています。
特殊なプログラムなどは使用されておらず、せいぜいお問い合わせフォームに簡易なプログラムが使用されている程度です。
おもに、HTMLやCSSなどの言語で書かれたファイルと画像データから成り立ちますが、管理画面等がないためブログのようにご自身で更新することができないタイプのホームページとなります。
PHPやMySQLなどのプログラムやデータベースサーバーから成り立っているデータ
最近急速に普及しているタイプのホームページで私どもも一部の例外を除けばこのタイプの制作手法です。
少し専門的な説明をすると、PHPなどのプログラミング言語を使用してMySQLなどのデータベースサーバーにあるテキスト情報をHTMLファイルとして出力するタイプのホームページです。
このタイプのホームページのデータはPHPなどの言語で書かれたプログラムファイルとMySQLサーバーなどに収容するテキスト情報が必要になります。(私たちは特別な事情がない限りこの方法で制作しています)
絶対に必要なもの2 ウェブサーバー(サーバー)
※サーバーは役割によって呼び方が異なります。事務所内などでファイルを共有するサーバーのことをファイルサーバーと呼んだりしますが、それらのホームページを公開する目的以外のサーバーと区別するためにウェブサーバーとしています。
ホームページのデータを作成したあと、そのデータを誰でも閲覧できる環境に置かなくてはなりません。
ホームページのデータを作成しても、そのままではそのデータを閲覧することはできませんね。
ホームページのデータを公開するためには、ウェブサーバーと呼ばれる役割の公開されたコンピュータが必要になります。
この公開してあるコンピュータにホームページのデータをおいてはじめて色々な人がアクセス出来る様になります。
このサーバーには色々な種類のサーバーがありますが、サークルや趣味などのホームページを公開するための安価なサーバーからビジネス利用を想定した高性能で障害発生率の低いサーバーまで様々です。サーバー費用はピンキリですが、ビジネス利用のサーバーは多くの場合、月額5,000円以上といっても良いと思います。(ある税理士さんが顧問先のサーバー料金の平均を教えてくださいましたが中小規模では10,000円前後のケースが多いようです)
サーバーの種類
少し専門的になりますが、サーバーにも色々な種類や役割があります。
先ほどの例にあります、HTMLや画像ファイルを置いたり、プログラムを動作させたり、テキストデータを保存するMySQLサーバーなどがあります。
代表的なサーバー・種類などを紹介したいと思います。
Apache
世界で一番普及しているサーバープログラムです。
世界で一番普及しているため、書籍や情報も豊富なのが特徴的です。
最近では一般的なパソコンのWindowsにも容易にインストールすることができます。(もっともWindowsはライセンスやセキュリティなどの問題はありますので、LinuxやUNIXにインストールしてサーバーと使用することが多いです)
nginx
Apacheに並んで近年注目されているオープンソースシステムです。
並行処理などが得意でこのサーバーにおかれたホームページは高速に表示されるという特徴がありますが、デメリットもいくつかあります。(いつか記事にしたいと思います)
nginxとApacheのハイブリッド
この2つの良いところを組み合わせてサーバーを運用するタイプです。最近増加しています。ちなみに私どもも、最近増強したサーバーではこの方法で運用しています。
MySQL・PostgreSQLなどのデータベースサーバー
テキスト情報などのデータを保存するためのサーバーです。MySQLはPHPとも相性がとてもよく、PHPと同時に利用されることが多いです。
CMSなどを利用したホームページの多くはデータベースサーバーとApacheなどのサーバーの2台を運用しながらホームページを公開することになります。
MySQLは顧客管理システムや各種クラウドシステムなどでもよく利用されています。
絶対に必要なもの3 IPアドレスとドメイン
みなさんも一度は「ドメイン」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
メールアドレスでいうと、@マークの右側部分、ホームページのアドレスでいうとhttp://またはhttps://の後の文字列のことをいいます。
サーバーはIPアドレスというインターネット上の識別符号を割り当てて公開しますが、ドメインはその識別符号を分かりやすくするための住所のようなものです。
さらに専門的な説明をすると、tatoeba.com というドメインを取得した場合、このドメインにアクセスすると、●●●.●●●. ●●●.●●●というIPアドレスのサーバーを参照するという設定をしてアクセスが可能になります。(実際にはDNSサーバーというサーバーがドメインをIPアドレスに変換してホームページにアクセスすることになります)
まとめ:絶対に必要なもの
① 公開するホームページのデータ
② サーバー
③ ドメインとIPアドレス(DNSも!)
上記は絶対に必要なります。
サムライラボでは、上記の必要なものは全てこちらでご用意し設定もお任せ頂けます。
また、レンタルサーバー事業を行うには電気通信事業者となる必要がありますが、知ってか知らずしてか、安価なサーバーを無届けで転貸している制作会社があるようです。トラブルのもとになりますので、サーバーをセットにしている制作会社に依頼する場合は電気通信事業者かどうかを確認してみましょう。
(サムライラボは電気通信事業者ですのでご安心ください)
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