普段弁護士や司法書士など,沢山の士業の方とお話をしていると,一つ考えさせられることがありますので書いてみたいと思います。
私は出張があるとき,時間をみて出張先から近くのお客様に連絡をさせていただき,できる限り沢山のお客様にお会いするように努めています。
(繁忙期はなかなかお会いできなかったり,タイミングがあわない方もいらっしゃいますが,諦めずにこれからも連絡します。まだお会いしたことのないお客様は必ずご連絡しますので覚悟してください(笑))
色々な事務所に足を運んでいると,事務所に入った瞬間に気付くことがあります。
それは,弁護士や司法書士の方ご本人はもちろんですが,事務局さんなどの事務所スタッフの方の対応が最近とてもすばらしいのです。
オーバーに聞こえるかも知れませんが,一流ホテルに来たのではないかと思わせられるほどの笑顔で迎えられて,相談室や応接室で明るい雰囲気でお話をしていると,本当に”おもてなしの精神”を感じるのです。
こんな雰囲気で法律相談ができたら,依頼者の方もきっと安心して色々なお話を出来るんだろうなと思いながら,ストレートに「「おもてなし」をしようとするお気持ちが伝わってくるのですが,法律相談などのときもなにか特別なことをされているのですか?」となんどか質問をしたことがあります。
そうすると,弁護士や司法書士の方は「できる限り明るい雰囲気でおもてなしをするように心がけている」と答える方がとても多かったのです。
私の感覚では,この1~2年の間にこのような事務所が急増した印象を受けています。
開業してまもない法律事務所や司法書士事務所は資格者1名でスタートすることも多いですが,弁護士や司法書士の方が一人でもとても明るい雰囲気なので驚くばかりです。
弁護士や司法書士の経験や報酬などで差別化していくには時間がかかることがありますが,おもてなしに関して言えば,その気になればすぐに実行できるのでとても素晴らしいと思います。
日本人特有ともいえる”おもてなしの精神”をホームページで再現できれば素敵だな,とふと思ったので最近はおもてなしの本を読みあさりました。
沢山読みましたが,「レクサス星が丘の奇跡」やリッツカールトンに関する本はさすがだなと思わざるを得ませんでした。
リッツカールトンは有名な話が沢山ありますが「レクサス星が丘の奇跡」はあまり話を聞かないので目から鱗でした。
私は時間さえあればよく本屋に行くので,この本が販売されていることは結構前から知っていましたが,「ふ~~ん,こんな本もあるんだなぁ」くらいにしか考えていませんでした(笑)
ただ,おもてなしは”お金のかからないサービスであり差別化の要素になりうる”と考えるようになってから急激に興味が出てきたので買ってみました。
この本はAmazonのレビューでは賛否があるようですが,個人的には,細部の努力は十分に評価すべきものだと思います。
なぜなら,私はこのレクサス星ヶ丘に冷やかしに行ったので「実際におもてなしを肌で感じた」のです。
(ちなみに,”差”を知るために他のレクサス店にも行きました(笑))
こういった本は”ブランディングの一環なのでは?”や”イメージ戦略の一環なのでは?”と,ついマーケティングの視点で考えてしまう自分がいますが,素直にすごいと感じたことが沢山ありますので,ご興味があれば是非読んでみてくださいね。(感想も書こうと思いましたが長くなるのでやめました・・)