弁護士や司法書士ホームページのユーザー心理-単純接触効果

行動心理の一つに単純接触効果(ザイオンス効果)というものがあります。

この単純接触効果は「接触回数を増やせば増やすほど親近感や好感度が増す」というものです。

単純接触効果とは,皆様もご経験があろうかと思いますが,最初は興味を持たなかったような人やモノ,サービスなどでも,接触するほど親近感を覚えることはないでしょうか。

この心理は,営業マンがあえて商談をせずに,ただ「会う」ことだけを繰り返して好感をもってもらったり,テレビCMなどで頻繁に接触頻度を増やすことなどで応用されています。

それでは,この単純接触効果はオンラインのホームページなどに活用することはできないのでしょうか。

答えは,YESです。活用できます。

どのように活用するかなどについてですが,色々な方法がありますが,基本的なことを書きたいと思います。

● ホームページとユーザーの接触機会を増やす

皆さんはある特定のキーワードでホームページを検索していて,一度アクセスしたホームページがあって,そのときはさらっと読む程度だったのに,検索キーワードを変更して色々調べていたらまた同じホームページにアクセスしたことはないでしょうか。しかも2度目以降にアクセスしたときはなぜか親近感や信頼感があって1度目よりも細かく読んだりする経験はありませんか?

アクセスを詳細に解析していると,7割程度の割合で1度目のアクセスよりも2度目以降のアクセスのほうがホームページの滞在時間が延びている傾向にあるのも大変興味深いです。

これがまさに”単純接触効果”によるものです。

営業マンで少し例えましたが,営業マンに限らず,新しく知り合った人でろくに話もしていないのに,何度も接触するうちに親近感を覚えることもあると思います。
(もちろん,積極的に売り込んでくる営業マンは嫌悪感を抱くと思います,売り込みをしてこないような人であれば,多くの人が親近感を覚えると思います)

上記の様な行動心理をホームページに活用するとすれば,ユーザーとホームページの接触頻度を増やすことです。

それではどのようにして接触頻度を増やすのか,が知りたいところですね。

上でも少し触れましたが,ポイントは”関連する沢山のキーワードでSEOを行いとにかく沢山接触させる”ことです。

それにはある程度の記事が必要になると思いますし,いわゆるロングテールSEOという考え方も必要になってくると思います。

次回は具体的な方法に触れたいと思います。




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